講座/グループ構成

構造学講座

建築構造学研究グループ

「実社会で役立つ構造学」をモットーに,地震や台風に強く安全な建築物を実現するための研究を行っています。
建物を災害から守るためには,建物がどのように被害を受けるのか調べる必要があります。建物の安全性を検証し,不十分であれば適切に補強を行っていくことも欠かせません。そのため国内最高水準の実験装置を使って実地震時を想定した構造実験を行っているほか,住宅や学校の耐震安全性調査など実践的な活動も行っています。

材料学講座

建築材料学研究グループ

建築物を構成する様々な材料を理解し,適した利用方法を検討する研究を行っています。
材料の性質や特性を分析するミクロなレベルから,材料を有効活用する新しい構法の開発や既存建物の補修方法の考案など,実大の構造物を対象にするレベルまで,広い範囲を対象とします。そのほか環境負荷を低減する手法の検討,新しい材料の開発,材料が人に与えるイメージの研究など,様々な研究も行っています。

環境学講座

環境計画学研究グループ

人間が快適で健康に生活するために必要な建物内の熱空気環境を研究しています。
2005年2月に京都議定書が発効しましたが,目標達成のためには住宅のエネルギー消費量をあと25%減らす必要があります。当講座では省エネルギー問題のほか,室内空気の健康性に関わるシックハウス問題や,結露やカビの発生による健康被害の問題等,身近な環境で生じる様々な問題解決のための研究をしています。また,地中熱等の自然エネルギー利用や,住宅の設計に必要な気候条件も検討しています。

計画学講座

都市建築計画学研究グループ

都市・建築空間の計画に関する研究,アメニティ(快適性・安全性・活動性など)を向上させるための研究及び設計デザインに取り組んでいます。
まちづくり,ユニバーサルデザイン,設計方法,人々の暮らしと住まい,都市空間構造,色彩環境,寺院などの空間分析,というように分野は多岐にわたります。街や建築への様々な疑問について研究し,卒業制作や教員の設計活動にも反映させています。建築史に関する研究では国内外の建築空間の歴史や,日本の住宅史を読み解く研究に取り組んでいます。コンピュータグラフィックス制作や,地域の小中高校,幼稚園や保育所などの施設の基本計画も手がけています。